2012年 04月 18日
【鎌倉市 台上町】郷土の英雄・根本萬蔵。【台上町 稲荷神社】 |
(角田晶生・笹竜党 代表)
鎌倉市台(上町)に鎮座する稲荷神社の境内に建立されている「根本萬蔵(ねもと まんぞう)之碑」。
裏面に刻まれた碑文を読むと、どうやら西南戦争に従軍されたようです(階級など詳細は不明)。
稲荷神社(台上町の鎮守:鎌倉)
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/page138inari.htm
判った範囲では、明治10(1877)年4月5日、肥後国山本郡植木村にて戦死され、その死を悼んだ根本佐太郎(-さたろう)氏が明治29(1896)年2月15日にこの石碑を建立したそうです。
この戦闘(植木・木留の戦い)は3月23日~4月15日の約3週間にわたって繰り広げられたそうで、いかに薩摩軍の抵抗が激しいものであったか、そして根本萬蔵氏がどれほど勇敢に戦い、そして散華されたか(あくまで想像の限りですが)。
植木・木留の戦い
http://www.infobears.ne.jp/athome/fukusuke291/z-405ueki-kidome.htm
どちらが正義で、どちらが悪というものではありません。
いずれにも立てるべき義があり、全うすべき信があり、それを貫いたまでのこと。
戦わねばならぬ義があって、流さなければならない血は赤い。
擲(なげう)たれた命の代償は、果たして何であったのか?
私たちは、それを「無意味」と言うべきではありません。
彼らの死を活かすも殺すも、ひとえに私たちの生き方によるのです。
これは靖国神社に眠る英霊がたのすべてに言えることです。
(ちなみに、西南戦争で戦死された根本萬蔵命も、靖國神社に祀られていますので、今度参拝した時に調べたいと思います)
靖國神社
http://www.yasukuni.or.jp/
by sasalindou
| 2012-04-18 21:16