2012年 04月 28日
ピクトグラムで十分です。【多言語化に反対】 |
(角田晶生・笹竜党代表)
市内あちこちでよく見かける、案内標識などの多言語表記。
外国人対策なのでしょう。英語は元より、中国語、ハングル(朝鮮語)まで取り入れて、実に賑やか……と言うよりは雑然としています。
ここ(鎌倉)は日本なのだから、外国からのお客様であろうと、努めて日本語を用いるのが国際マナーである、という考えから、表記は日羅(日本語・ローマ字)または百歩譲って日英(日本語・英語)あたりが適切である、と主張しています。
これに対して、松尾崇 鎌倉市長は「外国人観光客に鎌倉を堪能してもらうため、今後も多言語化を推進する」旨を回答。察するところ、彼(はじめとする当局)の言う「堪能」とは、どうやら「手っ取り早さ」のようです。
日本の文化なんて別に興味もないから、日本語なんて覚える気もさらさらないけど、異国の珍しい建築物や遺跡は見てみたい(それこそ、文字通りただ「見る」だけ)、と。
私に言わせれば、そんな客は来なくてよろしい、むしろ「来るな」と申し上げたい。
ホームページやテレビ等のメディアで知った写真どおりの風景を、ただ見るだけ。
興味もない他国の文化を尊重する気もないから、好き勝手に振る舞っては治安を悪化させ、風紀を乱す。
どんなにお金を落としてくれようと、一緒にゴミや道徳心まで捨て散らかすような人たちが、わんさか押し寄せられては困るのです。
一時の利益に目が眩んで、そうした無法者に媚びる内、鎌倉がそういう(金の前には無法を黙認し、媚を売る)土地だと認識されれば、心ある日本人は離れて行き、すっかり日本らしさ(魅力)を失った土地からは、外国人からも飽きられてしまうのです。
表記の多言語化は、そんな堕落(媚び)の第一歩です。
もちろん、すべてを日本語のみにせよ、とまでは言いません。
しかし、外国語による案内は必要最低限に留めるべきです。
緊急性の高いもの(例:病院、警察など)は、日英表記くらいでいいでしょう。
しかし、観光案内など緊急性の低いものについては、じっくりと日本の文化(当然、そこには日本語も含まれます)を学ぶ意志のない人に、漠然と「こんなものか」と解ったような顔をして欲しくない、と思うのが愛郷心です。
そもそも、多言語化以前から町に溢れ返っている「ピクトグラム」を活用すべきです。
ご存知の通り、ピクトグラムとは「言葉が通じなくても意味が解る」ように作られたものです。
例えば「卍(まんじ)」ならそれは「寺院」ですし、「鳥居」であれば「神社」です。
他にも、警察(警察官)や病院(赤十字)、案内所(インフォメーションの「i」か「?」マーク)など、言葉がわからなくても十分に意味が通じます。
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表記はあくまでも日本語、必要ならローマ字でルビをふれば、後はピクトグラムの活用で十分に鎌倉(に限らず日本全国)を堪能できるのです。
これ以上、外国人に媚びへつらうことで日本の価値を下げるのは、ご遠慮いただきたいものです。
by sasalindou
| 2012-04-28 02:07