2012年 05月 25日
【いじめ問題】被害者にも”原因”がある? |
(角田晶生・笹竜党代表)
よく、いじめ問題を取り上げると、こんなご意見をいただくことがあります。
「被害者側にも、いじめたくなるような”原因”がある。一方的に加害者だけを責めるのはいかがなものか」と。
喩えるなら、窃盗に遭った被害者に「盗みたくなるようなモノを持っているのが悪い」と説教するようなものです。
いじめでも窃盗でも、加害者が悪いに決まっているのです。
被害者にも過失はあっても、それは加害者に対する擁護にはなりません。
もちろん、成長するに従って「いじめられない努力」「盗まれない努力」、つまり「つけ込まれない努力」を学習することは生きるために必要ですが、それをあえて曲解することで加害者を擁護する、言ってみれば被害者を黙らせることで「いじめを揉み消す」ような主張が罷り通ることは、あってはならないと考えます。
結局のところ、加害者が言うところの「原因」とは、いじめの「動機」に過ぎないのです。
例えば、何かの理由でイライラしているところに、ちょうど「遅刻」してきた奴がいた。
遅刻は「悪いこと」だから、「指導」という「大義名分」を振りかざしてぶん殴った。
普段なら「殴る」のは悪いことだけど、これは「指導」だから「正義」なんだ。
悪いのはすべて「遅刻」したそいつであって、自分はむしろ「正義」なんだ。
え、いじめ?
いや、その「原因」は「お前」が作っているんだ。悪いのはすべてお前。俺は決して悪くない……
これは、教師についても言えることだと思います。
=============== 告知 ===============
※「鎌倉の教育を考える会」より
第一回「鎌倉の教育を考える会」タウンミーティングのお知らせ。
【日時】平成24年7月1日(日) 10:00~12:00
【会場】ホテルメッツかまくら大船 コミュニティルーム(会議室)
※JR・湘南モノレール「大船駅」より徒歩3分
【会費】無料
【主催】鎌倉の教育を考える会
【連絡】角田晶生(つのだ あきお) 090-4454-8858
よく、いじめ問題を取り上げると、こんなご意見をいただくことがあります。
「被害者側にも、いじめたくなるような”原因”がある。一方的に加害者だけを責めるのはいかがなものか」と。
喩えるなら、窃盗に遭った被害者に「盗みたくなるようなモノを持っているのが悪い」と説教するようなものです。
いじめでも窃盗でも、加害者が悪いに決まっているのです。
被害者にも過失はあっても、それは加害者に対する擁護にはなりません。
もちろん、成長するに従って「いじめられない努力」「盗まれない努力」、つまり「つけ込まれない努力」を学習することは生きるために必要ですが、それをあえて曲解することで加害者を擁護する、言ってみれば被害者を黙らせることで「いじめを揉み消す」ような主張が罷り通ることは、あってはならないと考えます。
結局のところ、加害者が言うところの「原因」とは、いじめの「動機」に過ぎないのです。
例えば、何かの理由でイライラしているところに、ちょうど「遅刻」してきた奴がいた。
遅刻は「悪いこと」だから、「指導」という「大義名分」を振りかざしてぶん殴った。
普段なら「殴る」のは悪いことだけど、これは「指導」だから「正義」なんだ。
悪いのはすべて「遅刻」したそいつであって、自分はむしろ「正義」なんだ。
え、いじめ?
いや、その「原因」は「お前」が作っているんだ。悪いのはすべてお前。俺は決して悪くない……
これは、教師についても言えることだと思います。
=============== 告知 ===============
※「鎌倉の教育を考える会」より
第一回「鎌倉の教育を考える会」タウンミーティングのお知らせ。
【日時】平成24年7月1日(日) 10:00~12:00
【会場】ホテルメッツかまくら大船 コミュニティルーム(会議室)
※JR・湘南モノレール「大船駅」より徒歩3分
【会費】無料
【主催】鎌倉の教育を考える会
【連絡】角田晶生(つのだ あきお) 090-4454-8858
by sasalindou
| 2012-05-25 11:20