2012年 08月 19日
【調査】ご当地ナンバー「鎌倉」の実現に向けて。 |
(角田晶生・笹竜党 代表)
※これまでのあらすじ:
ご当地ナンバープレート「鎌倉」の実現を目指す会。
http://sasalindou.exblog.jp/18842245/
さて、大津定雄(鎌倉ガーディアンズ 代表ほか)氏が発起人となって立ち上がった「ご当地ナンバー『鎌倉』を実現する会」。
その第1回会合が本日(平成24年8月19日)行われますが、大津氏より出された宿題について、可能な限り調べて来ました。
宿題のテーマは「鎌倉ナンバーの実現は可能か、その手立て(大意)」です。
さて、新しいナンバーを導入するのは国土交通省の管轄となっていますが、その条件とは、概ね以下の通りです(重複しているものはまとめました)。
新たな地域名表示ナンバープレートの導入について
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/09/091130_2_.html
1)他の地域と区分され、かつ統一性のある地域
2)その地域が全国的に認知されていること
3)複数自治体の集合(原則として単独では認めない)
4)登録台数が10万台以上あること
5)周辺(ナンバー)地域とのバランス
6)識別性(類似・混同を防ぐ)
7)原則として漢字二文字
8)複数の(ナンバー)管轄をまたがないこと
これを順番に検証してみましょう。
1)
これは昔(~昭和23年)の行政区画であった「鎌倉郡」の範囲をカバーすることで、「鎌倉」地域という統一性を持たせることが可能です。
鎌倉郡 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8E%8C%E5%80%89%E9%83%A1
※鎌倉郡にその全域が含まれる自治体(市・区)は、鎌倉市、逗子市、横浜市栄区・戸塚区・泉区・瀬谷区。
この場合の問題として、政令指定都市(横浜市)から「区」という単位で、ナンバー管轄範囲を変更出来るか、が挙げられます。
2)
あえて断言します。
「鎌倉を知らない日本人はいない」
あふれんばかりの郷土愛を差し引いても、これは確信しています。
3)
これは「鎌倉(郡)」が既に 複数自治体(市・区)の集合体ですから、クリアしています。
4)
登録台数について、関東運輸局のデータを参照します。
※参照:市町村別車両数統計(平成24年3月31日時点)
http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/jidou_gian/toukei/date/tiiki_betu/h24/07_kanagawa.pdf
鎌倉市-52,200台
逗子市-17,232台
戸塚区-86,314台
泉区-50,154台
栄区-38,307台
瀬谷区-41,429台
これらを合計すると285,636台ですから、条件の10万台は余裕でクリアできます。
5)
周辺地域(ナンバー)とのバランスについては、「横浜」「湘南」「相模」いずれも十分な登録台数を有しているため、問題ないと考えます。
6)
先ほど「鎌倉を知らない日本人はいない」と断言しましたが、視認性・識別性において混同・誤認の危険性は低い、特徴ある地名であると考えます。
7)
これは何の問題もなく漢字二文字で「鎌倉」です。
8)
先ほど挙げた地域(鎌倉市、逗子市、横浜市栄区・戸塚区・泉区・瀬谷区)はいずれも「横浜」ナンバーの管轄内であり、問題ありません。
以上の検証から、「鎌倉」ナンバーの実現について、決して不可能ではないことが明らかとなりました。
続いて、新ナンバー導入までの流れをまとめました。
〇)参加する自治体すべての同意を前提とする。
一)参加自治体によるアンケート(世論)調査を実施する。
二)自治体の議会の支持(承認の事でしょう)を得た上で、県に対して要望を行う。
三)県が要望を審査した上で、合格すれば地方運輸局を通じて国土交通省に対して要望を行う。
四)要望を受けた国土交通省が、各方面の調整を行った上で、導入する。
基本的に新ナンバーの導入は自治体単位での行動らしく、私たち一般市民に出来ることは、あまりないようにも思われますが、限られながらも出来ることはあります。
甲)各自治体に対して「新ナンバー導入」の働きかけ(要望・情報提供)を行う。
乙)一般市民に対して「新ナンバー導入」を宣伝し、世論を盛り上げる。
⇒署名活動、チラシ配布、メディアへの働きかけ、など。
丙)自治体議会の支持を得るべく、個々の議員に対して働きかけを行う。
丁)県や国土交通省に「鎌倉」ナンバーを承認してもらうよう、働きかけを行う。
市民の関心・興味を引き出し、盛り上げ、その後押しを得て行政を動かす。
これに尽きると思います。
地道ではありますが、根気強く続ければゴールが見えているのですから、やる価値はあります。
※これまでのあらすじ:
ご当地ナンバープレート「鎌倉」の実現を目指す会。
http://sasalindou.exblog.jp/18842245/
さて、大津定雄(鎌倉ガーディアンズ 代表ほか)氏が発起人となって立ち上がった「ご当地ナンバー『鎌倉』を実現する会」。
その第1回会合が本日(平成24年8月19日)行われますが、大津氏より出された宿題について、可能な限り調べて来ました。
宿題のテーマは「鎌倉ナンバーの実現は可能か、その手立て(大意)」です。
さて、新しいナンバーを導入するのは国土交通省の管轄となっていますが、その条件とは、概ね以下の通りです(重複しているものはまとめました)。
新たな地域名表示ナンバープレートの導入について
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/09/091130_2_.html
1)他の地域と区分され、かつ統一性のある地域
2)その地域が全国的に認知されていること
3)複数自治体の集合(原則として単独では認めない)
4)登録台数が10万台以上あること
5)周辺(ナンバー)地域とのバランス
6)識別性(類似・混同を防ぐ)
7)原則として漢字二文字
8)複数の(ナンバー)管轄をまたがないこと
これを順番に検証してみましょう。
1)
これは昔(~昭和23年)の行政区画であった「鎌倉郡」の範囲をカバーすることで、「鎌倉」地域という統一性を持たせることが可能です。
鎌倉郡 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8E%8C%E5%80%89%E9%83%A1
※鎌倉郡にその全域が含まれる自治体(市・区)は、鎌倉市、逗子市、横浜市栄区・戸塚区・泉区・瀬谷区。
この場合の問題として、政令指定都市(横浜市)から「区」という単位で、ナンバー管轄範囲を変更出来るか、が挙げられます。
2)
あえて断言します。
「鎌倉を知らない日本人はいない」
あふれんばかりの郷土愛を差し引いても、これは確信しています。
3)
これは「鎌倉(郡)」が既に 複数自治体(市・区)の集合体ですから、クリアしています。
4)
登録台数について、関東運輸局のデータを参照します。
※参照:市町村別車両数統計(平成24年3月31日時点)
http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/jidou_gian/toukei/date/tiiki_betu/h24/07_kanagawa.pdf
鎌倉市-52,200台
逗子市-17,232台
戸塚区-86,314台
泉区-50,154台
栄区-38,307台
瀬谷区-41,429台
これらを合計すると285,636台ですから、条件の10万台は余裕でクリアできます。
5)
周辺地域(ナンバー)とのバランスについては、「横浜」「湘南」「相模」いずれも十分な登録台数を有しているため、問題ないと考えます。
6)
先ほど「鎌倉を知らない日本人はいない」と断言しましたが、視認性・識別性において混同・誤認の危険性は低い、特徴ある地名であると考えます。
7)
これは何の問題もなく漢字二文字で「鎌倉」です。
8)
先ほど挙げた地域(鎌倉市、逗子市、横浜市栄区・戸塚区・泉区・瀬谷区)はいずれも「横浜」ナンバーの管轄内であり、問題ありません。
以上の検証から、「鎌倉」ナンバーの実現について、決して不可能ではないことが明らかとなりました。
続いて、新ナンバー導入までの流れをまとめました。
〇)参加する自治体すべての同意を前提とする。
一)参加自治体によるアンケート(世論)調査を実施する。
二)自治体の議会の支持(承認の事でしょう)を得た上で、県に対して要望を行う。
三)県が要望を審査した上で、合格すれば地方運輸局を通じて国土交通省に対して要望を行う。
四)要望を受けた国土交通省が、各方面の調整を行った上で、導入する。
基本的に新ナンバーの導入は自治体単位での行動らしく、私たち一般市民に出来ることは、あまりないようにも思われますが、限られながらも出来ることはあります。
甲)各自治体に対して「新ナンバー導入」の働きかけ(要望・情報提供)を行う。
乙)一般市民に対して「新ナンバー導入」を宣伝し、世論を盛り上げる。
⇒署名活動、チラシ配布、メディアへの働きかけ、など。
丙)自治体議会の支持を得るべく、個々の議員に対して働きかけを行う。
丁)県や国土交通省に「鎌倉」ナンバーを承認してもらうよう、働きかけを行う。
市民の関心・興味を引き出し、盛り上げ、その後押しを得て行政を動かす。
これに尽きると思います。
地道ではありますが、根気強く続ければゴールが見えているのですから、やる価値はあります。
by sasalindou
| 2012-08-19 03:06