2012年 09月 13日
【連載】拙稿が掲載されました。【月刊ロジスティクスIT・144号】 |
(角田晶生・フリーライター)
社会や物流業界について、門外漢の素朴な視点から感じたことを言及する連載「フリーライター角田晶生の ちょっと変じゃないの・・・・・・」が、物流とITを融合した新世代の総合情報紙『月刊ロジスティクスIT』144(2012年9月10日)号に掲載されました。
ロジスティクスIT研究所 - 港区/新聞社:マピオン電話帳
http://www.mapion.co.jp/phonebook/M10016/13103/0357655799-001/
今回のタイトルは「『分担・専門化』経営で立て直す-商店街再生の一方策」。大規模資本に零細資本=個人商店の集合体である商店街が、いかに立ち向かうか、をテーマとした内容になっております。
商店街の失敗は、限られた資本しかない個々の商店が、無理に多様な商品を揃え(=幅広い客層を獲得し)ようと手を広げた結果、品揃えが中途半端になってしまい、結局はどの顧客にとってもニーズを満たせず、結局は「広く、深く」商品を揃えている大規模商店(スーパー・量販店)に太刀打ちできずに各個撃破されて行った事にある、という解釈(前提)に立ったものです。
個々の商店がすべてを揃えるのではなく、例えば魚屋なら魚介類に特化、八百屋なら野菜類に特化……など、品揃えを「狭く、深く」絞り込んだ上で、商店街におけるすべての商店が緊密に連携する事で、顧客のニーズ(専門性)と商店街の存続を両立する可能性が見出せる、という結論に至ります。
巨大な資本で何でも揃えられる一方、専門性に乏しいスーパー・量販店に太刀打ちするため、地域交流の中で培われた人的資源(マンパワー)を最大限に活用することが、商店街の存続ひいては発展に資するものと考えます。
地域は国家の縮図、地域の衰退は国家の衰退を象徴するもの。かつて日本が「世界で最も成功した社会主義国家」と評された、助け合いの精神を取り戻し、日本人の特性を最も伸ばせる日本型経営の良さを見直す時期が来ていることを、強く実感する次第です。
社会や物流業界について、門外漢の素朴な視点から感じたことを言及する連載「フリーライター角田晶生の ちょっと変じゃないの・・・・・・」が、物流とITを融合した新世代の総合情報紙『月刊ロジスティクスIT』144(2012年9月10日)号に掲載されました。
ロジスティクスIT研究所 - 港区/新聞社:マピオン電話帳
http://www.mapion.co.jp/phonebook/M10016/13103/0357655799-001/
今回のタイトルは「『分担・専門化』経営で立て直す-商店街再生の一方策」。大規模資本に零細資本=個人商店の集合体である商店街が、いかに立ち向かうか、をテーマとした内容になっております。
商店街の失敗は、限られた資本しかない個々の商店が、無理に多様な商品を揃え(=幅広い客層を獲得し)ようと手を広げた結果、品揃えが中途半端になってしまい、結局はどの顧客にとってもニーズを満たせず、結局は「広く、深く」商品を揃えている大規模商店(スーパー・量販店)に太刀打ちできずに各個撃破されて行った事にある、という解釈(前提)に立ったものです。
個々の商店がすべてを揃えるのではなく、例えば魚屋なら魚介類に特化、八百屋なら野菜類に特化……など、品揃えを「狭く、深く」絞り込んだ上で、商店街におけるすべての商店が緊密に連携する事で、顧客のニーズ(専門性)と商店街の存続を両立する可能性が見出せる、という結論に至ります。
巨大な資本で何でも揃えられる一方、専門性に乏しいスーパー・量販店に太刀打ちするため、地域交流の中で培われた人的資源(マンパワー)を最大限に活用することが、商店街の存続ひいては発展に資するものと考えます。
地域は国家の縮図、地域の衰退は国家の衰退を象徴するもの。かつて日本が「世界で最も成功した社会主義国家」と評された、助け合いの精神を取り戻し、日本人の特性を最も伸ばせる日本型経営の良さを見直す時期が来ていることを、強く実感する次第です。
by sasalindou
| 2012-09-13 23:12