2012年 09月 24日
御成小学校を訪問しました。【鎌倉の教育を考える会】 |
(角田晶生・鎌倉の教育を考える会 代表)
平成24年9月24日(月)、鎌倉の教育を考える教育を考える会メンバー2名で、鎌倉市立御成小学校を訪問。鎌倉市における学力格差の実態について現場の声を伺いました。
今回ご対応いただいたのは教頭先生と事務員の方。ご多忙にも関わらず、まずはありがとうございます。
教頭先生(御成小学校)。 posted by (C)角田晶生
話し合いの中で、児童間の学力格差については、現状では「単元ごとに学力考査(テスト)を行うことで、苦手な分野をきめ細かくチェック」し、一部の生徒については、教育委員会から委託・派遣されたサポーターが個別指導を実施している、との事でした。
そこで会員が「今から半年後、年度末の一斉学力考査によって、単に『履修(りしゅう。教えたことを以てよしとする)』のみならず『習得(しゅうとく。本人が実際に覚えたこと)』の進捗を把握した上で、学力的に問題のある一部の児童と保護者に対して、進級か補習か、あるいは留年かを選ばせる制度を施行できないか?」と提案したところ、現状では「すぐには出来ない」とのご回答を頂きました。
事務員の方からも、鎌倉市の厳しい教育予算の実情などについて伺い、今年度から動き出して、漸く来年度の実施に持ち込めるか、というのが教育行政のスピードであるようです。また、教育委員会や校長会、PTAなど各方面との調整も必要で、御成小学校のみが独断で出来るものではなく、「新しい事を行おうとすると、抵抗も多く難しい」というコメントも聞かれました。
ただ、当会の「学力が不十分の児童をそのまま送り出してしまうのは、社会の損失であり、一概に当人の『自己責任』で片付ける訳には行かない。学力の底上げは、次世代の社会を担う人材育成の観点からも急務である」という趣旨については、一定のご理解をいただけたようでした。
今年度末の実施は無理でも、今年度から動き始めれば、上手くすれば来年度(末)の実施が可能となるかもしれない。その目処が見えて来ただけでも、今回お話を伺った意味はありました。
御成小学校正門。 posted by (C)角田晶生
帰りに近くの喫茶店で、今後の活動について打ち合わせを行いましたが、その概略は以下の通りです。
平成24年10月……鎌倉市内の学校見学(学校に行こう週間)
※具体的な日程・行き先については、後日紹介します。
平成24年11月……第4回「鎌倉の教育を考える会」タウンミーティング
※学校見学のレポート報告を実施する予定です。
根気強く活動を行ない、民間からも鎌倉の教育を考え、よりよく変えていくアプローチを、日々模索して行きます。
平成24年9月24日(月)、鎌倉の教育を考える教育を考える会メンバー2名で、鎌倉市立御成小学校を訪問。鎌倉市における学力格差の実態について現場の声を伺いました。
今回ご対応いただいたのは教頭先生と事務員の方。ご多忙にも関わらず、まずはありがとうございます。
教頭先生(御成小学校)。 posted by (C)角田晶生
話し合いの中で、児童間の学力格差については、現状では「単元ごとに学力考査(テスト)を行うことで、苦手な分野をきめ細かくチェック」し、一部の生徒については、教育委員会から委託・派遣されたサポーターが個別指導を実施している、との事でした。
そこで会員が「今から半年後、年度末の一斉学力考査によって、単に『履修(りしゅう。教えたことを以てよしとする)』のみならず『習得(しゅうとく。本人が実際に覚えたこと)』の進捗を把握した上で、学力的に問題のある一部の児童と保護者に対して、進級か補習か、あるいは留年かを選ばせる制度を施行できないか?」と提案したところ、現状では「すぐには出来ない」とのご回答を頂きました。
事務員の方からも、鎌倉市の厳しい教育予算の実情などについて伺い、今年度から動き出して、漸く来年度の実施に持ち込めるか、というのが教育行政のスピードであるようです。また、教育委員会や校長会、PTAなど各方面との調整も必要で、御成小学校のみが独断で出来るものではなく、「新しい事を行おうとすると、抵抗も多く難しい」というコメントも聞かれました。
ただ、当会の「学力が不十分の児童をそのまま送り出してしまうのは、社会の損失であり、一概に当人の『自己責任』で片付ける訳には行かない。学力の底上げは、次世代の社会を担う人材育成の観点からも急務である」という趣旨については、一定のご理解をいただけたようでした。
今年度末の実施は無理でも、今年度から動き始めれば、上手くすれば来年度(末)の実施が可能となるかもしれない。その目処が見えて来ただけでも、今回お話を伺った意味はありました。
御成小学校正門。 posted by (C)角田晶生
帰りに近くの喫茶店で、今後の活動について打ち合わせを行いましたが、その概略は以下の通りです。
平成24年10月……鎌倉市内の学校見学(学校に行こう週間)
※具体的な日程・行き先については、後日紹介します。
平成24年11月……第4回「鎌倉の教育を考える会」タウンミーティング
※学校見学のレポート報告を実施する予定です。
根気強く活動を行ない、民間からも鎌倉の教育を考え、よりよく変えていくアプローチを、日々模索して行きます。
by sasalindou
| 2012-09-24 16:18