2012年 11月 26日
鎌倉市緑政審議会を傍聴。【笹竜党・角田晶生】 |
(角田晶生・笹竜党 代表)
平成24年11月26日(月)、鎌倉市役所全員協議会室にて実施された、緑政(りょくせい)審議会を傍聴して来ました。
鎌倉市緑政審議会。 posted by (C)角田晶生
会場には委員が全10名中9名(1名欠席)、鎌倉市職員が14名、傍聴が角田晶生を含む2名が出席し、平成21年に指定された「梶原五丁目」と「等覚寺(とうがくじ)」の特別緑地保全地区について紹介されたほか、鎌倉市内全10ヵ所の特別緑地保全地区の概要が紹介されました。
現在、鎌倉市内で指定されている特別緑地保全地区は、以下の通りです。
1)城廻(しろめぐり)特別緑地保全地区(3.7ヘクタール、平成14年4月30日指定)
2)昌清院(しょうせいいん)特別緑地保全地区(0.8ヘクタール、平成14年4月30日指定)
3)岡本特別緑地保全地区(3.2ヘクタール、平成14年4月30日指定)
4)玉縄城址(たまなわじょうし)特別緑地保全地区(2.4ヘクタール、平成15年6月17日指定)
5)常盤山(ときわやま)特別緑地保全地区(18ヘクタール、平成17年9月13日指定)
6)寺分(てらぶん)一丁目特別緑地保全地区(2.3ヘクタール、平成19年12月19日指定)
7)天神山(てんじんやま)特別緑地保全地区(5ヘクタール、平成20年9月16日指定)
8)手広(てびろ)・笛田(ふえだ)特別緑地保全地区(6.0ヘクタール、平成21年9月14日指定)
9)梶原(かじわら)五丁目特別緑地保全地区(4.6ヘクタール、平成21年指定)
10)等覚寺(とうがくじ)特別緑地保全地区(1.8ヘクタール、平成21年指定)
また、これまで5回にわたって改訂されてきた「鎌倉市緑の基本計画」について、今後の改定にあたって参考意見を求められ、委員がそれぞれに発言を行いました。主なものを紹介します。
「鎌倉市が積極的に取り組んでいる自然環境保護の取り組み状況について、もっと市民に周知・啓発する必要がある」
「鎌倉市全体を見ると、既に自然保護が充実した南東部(鎌倉・材木座地域)よりも、商業・住宅地帯となっている北西部(大船・深沢地域)の緑地保全により力を注ぐべき」
「緑地保全と言うと、往々にして『植生の保護』だけを考えがちであるが、それでは『緑の量』は確保できても『緑の質』向上にはつながらない。近年外来種によって破壊されている生態系保護の動きを盛んにすべき」
「市内の山に杉林の地帯があるが、保水力が弱く山崩れなどを防げない。防災の観点からも広葉樹への植え替えなど、治山に力を注ぐべき」
「緑地保全の市民ボランティアを活用するとともに、行政との協働推進と管理体制の強化を図るべき」
かくしておよそ1時間にわたる概要説明と意見交換が終了、以降は非公開(傍聴不可)との事で、私たちはその場を後にしました。
いわゆる御谷騒動(おやつそうどう)以来、開発圧力と反対運動の板挟みとなっている鎌倉市の緑地保全政策について、豊かな自然を守っていくため、市民の理解と協力が不可欠であることを実感しました。
御谷(おやつ)の史跡碑
http://www11.ocn.ne.jp/~uten/tabi57.html
平成24年11月26日(月)、鎌倉市役所全員協議会室にて実施された、緑政(りょくせい)審議会を傍聴して来ました。
鎌倉市緑政審議会。 posted by (C)角田晶生
会場には委員が全10名中9名(1名欠席)、鎌倉市職員が14名、傍聴が角田晶生を含む2名が出席し、平成21年に指定された「梶原五丁目」と「等覚寺(とうがくじ)」の特別緑地保全地区について紹介されたほか、鎌倉市内全10ヵ所の特別緑地保全地区の概要が紹介されました。
現在、鎌倉市内で指定されている特別緑地保全地区は、以下の通りです。
1)城廻(しろめぐり)特別緑地保全地区(3.7ヘクタール、平成14年4月30日指定)
2)昌清院(しょうせいいん)特別緑地保全地区(0.8ヘクタール、平成14年4月30日指定)
3)岡本特別緑地保全地区(3.2ヘクタール、平成14年4月30日指定)
4)玉縄城址(たまなわじょうし)特別緑地保全地区(2.4ヘクタール、平成15年6月17日指定)
5)常盤山(ときわやま)特別緑地保全地区(18ヘクタール、平成17年9月13日指定)
6)寺分(てらぶん)一丁目特別緑地保全地区(2.3ヘクタール、平成19年12月19日指定)
7)天神山(てんじんやま)特別緑地保全地区(5ヘクタール、平成20年9月16日指定)
8)手広(てびろ)・笛田(ふえだ)特別緑地保全地区(6.0ヘクタール、平成21年9月14日指定)
9)梶原(かじわら)五丁目特別緑地保全地区(4.6ヘクタール、平成21年指定)
10)等覚寺(とうがくじ)特別緑地保全地区(1.8ヘクタール、平成21年指定)
また、これまで5回にわたって改訂されてきた「鎌倉市緑の基本計画」について、今後の改定にあたって参考意見を求められ、委員がそれぞれに発言を行いました。主なものを紹介します。
「鎌倉市が積極的に取り組んでいる自然環境保護の取り組み状況について、もっと市民に周知・啓発する必要がある」
「鎌倉市全体を見ると、既に自然保護が充実した南東部(鎌倉・材木座地域)よりも、商業・住宅地帯となっている北西部(大船・深沢地域)の緑地保全により力を注ぐべき」
「緑地保全と言うと、往々にして『植生の保護』だけを考えがちであるが、それでは『緑の量』は確保できても『緑の質』向上にはつながらない。近年外来種によって破壊されている生態系保護の動きを盛んにすべき」
「市内の山に杉林の地帯があるが、保水力が弱く山崩れなどを防げない。防災の観点からも広葉樹への植え替えなど、治山に力を注ぐべき」
「緑地保全の市民ボランティアを活用するとともに、行政との協働推進と管理体制の強化を図るべき」
かくしておよそ1時間にわたる概要説明と意見交換が終了、以降は非公開(傍聴不可)との事で、私たちはその場を後にしました。
いわゆる御谷騒動(おやつそうどう)以来、開発圧力と反対運動の板挟みとなっている鎌倉市の緑地保全政策について、豊かな自然を守っていくため、市民の理解と協力が不可欠であることを実感しました。
御谷(おやつ)の史跡碑
http://www11.ocn.ne.jp/~uten/tabi57.html
by sasalindou
| 2012-11-26 21:51