2012年 11月 30日
【参加】小袋谷いきいきサロン。【角田晶生】 |
(角田晶生・笹竜党 代表)
平成24年11月30日(金)、毎週金曜日に小袋谷公会堂にて実施されている「小袋谷いきいきサロン」に参加、レクリエーションに昼食会に、楽しいひとときを過ごさせていただきました。
当日はあまり陽射しがなかったため、少し厚着をして行ったのですが、会場は32名がひしめく満席状態、その熱気のお陰か(暖房は最小限でした)今度はTシャツ一枚で過ごせた程でした。
レクリエーションは手話による唱歌「ふるさと」や、笛の音に合わせて「見わたせば」を歌ったり、また、想像力を活かして「1コマ漫画」の2コマ目を自由に考えてみたり、漢字ビンゴ(お題に沿った任意の漢字を9個の升目に書き入れるもの)など、参加されている皆さんも「頭を使って面白い」と評判も上々でした。
ここで、初めて聴いた「見わたせば」という歌の歌詞を紹介したいと思います。
リズムは、皆さんご存知「むすんでひらいて」です。
「見わたせば」
作曲:ルソー 作詞(1)柴田清照(2)稲垣千頴
(1)見わたせば 青やなぎ
花桜(はなざくら) こきまぜて
みやこには 道もせ(狭)に
春の錦をぞ
佐保姫(さほひめ)の織りなして
降る雨に そめにける
(2)見わたせば 山べには
尾上(おのえ)にも ふもとにも
うすき濃き もみじ葉の
秋の錦をぞ
竜田姫(たつたひめ) 降りかけて
つゆ霜に さらしける
※大意:素人解釈なので、詳しい方がいらっしゃいましたら、どうかご指南いただけましたら幸いです。
(1) 見わたす限りに広がっている
青い柳と桜の花が混ざり合って
広い都の道も狭くなるほど(たくさん)の錦は
春の女神(佐保姫)が織り上げて
降った雨で染め上げたものだ
(2) 見わたす限りに連なっている
その山並みは頂上から麓まで
秋の女神(竜田姫)がつゆ霜に晒して色を〆た
濃いも淡いも色とりどりの
秋の錦に包まれている
日本の情緒をよく表わした、素晴しい替え歌だと思いますが、これにはモチーフがあるそうです。
「見渡せば
柳桜を こきまぜて
みやこぞ春の
錦なりける」 -素性法師 『古今和歌集』 第五十六番
こうした先人たちの教養に触れるたび、私たちは「もっと頑張ろう」「まだまだ上がある」と思い、発奮することが出来るのです。
小袋谷いきいきサロン。 posted by (C)角田晶生
また、笛を吹いて下さった先生のお話。
「私は笛が下手なんですが、兼好法師の『徒然草』に『巧くなってから人前に出ようと思ったら、一生モノにはならない。むしろ人前に出て恥をかくことこそ、最高の上達方法なのだ(大意)』と言っていましたから、私は気を良くしてどんどん人前で下手な笛をお聞かせしています」
誠にもっともな話で、拙くとも人前に出ることで多くの知恵も集まり、刺激も受けて上達も早まろうというものです。
これまた、発奮を促して下さるお話でした。
自分で知識として知っているのと、それを誰かが口にして下さるのでは、やはり大きく違いますし、既に知っていることでも、より実感をもってその知恵を体得し、深めることが出来ます。
犬も歩けば、ではありませんが、これからもより多く人と会って、知見を得たり感性を研ぎ澄まし続ける必要性を実感したのでした。
ちなみに、漢字ビンゴでは見事上位10位以内に入賞し、素敵な黒バラブローチを頂きました。
こういう綺麗なものは女性にこそ似合うと思うのですが、たまには伊達者のように、黒い防寒着に飾ってみるのもまた一興かと思いました。どうするかは、考えておきます。
景品の花ブローチ。 posted by (C)角田晶生
平成24年11月30日(金)、毎週金曜日に小袋谷公会堂にて実施されている「小袋谷いきいきサロン」に参加、レクリエーションに昼食会に、楽しいひとときを過ごさせていただきました。
当日はあまり陽射しがなかったため、少し厚着をして行ったのですが、会場は32名がひしめく満席状態、その熱気のお陰か(暖房は最小限でした)今度はTシャツ一枚で過ごせた程でした。
レクリエーションは手話による唱歌「ふるさと」や、笛の音に合わせて「見わたせば」を歌ったり、また、想像力を活かして「1コマ漫画」の2コマ目を自由に考えてみたり、漢字ビンゴ(お題に沿った任意の漢字を9個の升目に書き入れるもの)など、参加されている皆さんも「頭を使って面白い」と評判も上々でした。
ここで、初めて聴いた「見わたせば」という歌の歌詞を紹介したいと思います。
リズムは、皆さんご存知「むすんでひらいて」です。
「見わたせば」
作曲:ルソー 作詞(1)柴田清照(2)稲垣千頴
(1)見わたせば 青やなぎ
花桜(はなざくら) こきまぜて
みやこには 道もせ(狭)に
春の錦をぞ
佐保姫(さほひめ)の織りなして
降る雨に そめにける
(2)見わたせば 山べには
尾上(おのえ)にも ふもとにも
うすき濃き もみじ葉の
秋の錦をぞ
竜田姫(たつたひめ) 降りかけて
つゆ霜に さらしける
※大意:素人解釈なので、詳しい方がいらっしゃいましたら、どうかご指南いただけましたら幸いです。
(1) 見わたす限りに広がっている
青い柳と桜の花が混ざり合って
広い都の道も狭くなるほど(たくさん)の錦は
春の女神(佐保姫)が織り上げて
降った雨で染め上げたものだ
(2) 見わたす限りに連なっている
その山並みは頂上から麓まで
秋の女神(竜田姫)がつゆ霜に晒して色を〆た
濃いも淡いも色とりどりの
秋の錦に包まれている
日本の情緒をよく表わした、素晴しい替え歌だと思いますが、これにはモチーフがあるそうです。
「見渡せば
柳桜を こきまぜて
みやこぞ春の
錦なりける」 -素性法師 『古今和歌集』 第五十六番
こうした先人たちの教養に触れるたび、私たちは「もっと頑張ろう」「まだまだ上がある」と思い、発奮することが出来るのです。
小袋谷いきいきサロン。 posted by (C)角田晶生
また、笛を吹いて下さった先生のお話。
「私は笛が下手なんですが、兼好法師の『徒然草』に『巧くなってから人前に出ようと思ったら、一生モノにはならない。むしろ人前に出て恥をかくことこそ、最高の上達方法なのだ(大意)』と言っていましたから、私は気を良くしてどんどん人前で下手な笛をお聞かせしています」
誠にもっともな話で、拙くとも人前に出ることで多くの知恵も集まり、刺激も受けて上達も早まろうというものです。
これまた、発奮を促して下さるお話でした。
自分で知識として知っているのと、それを誰かが口にして下さるのでは、やはり大きく違いますし、既に知っていることでも、より実感をもってその知恵を体得し、深めることが出来ます。
犬も歩けば、ではありませんが、これからもより多く人と会って、知見を得たり感性を研ぎ澄まし続ける必要性を実感したのでした。
ちなみに、漢字ビンゴでは見事上位10位以内に入賞し、素敵な黒バラブローチを頂きました。
こういう綺麗なものは女性にこそ似合うと思うのですが、たまには伊達者のように、黒い防寒着に飾ってみるのもまた一興かと思いました。どうするかは、考えておきます。
景品の花ブローチ。 posted by (C)角田晶生
by sasalindou
| 2012-11-30 14:32