2013年 01月 14日
【祝・成人】姿勢(すがた)こそ、至誠(まこと)。【笹竜党・角田晶生】 |
鎌倉市成人のつどい。 posted by (C)角田晶生
(角田晶生・笹竜党 代表)
平成25年1月14日(月・祝)、鎌倉芸術館にて実施(主催:鎌倉市こどもみらい部青少年課)された「平成25年鎌倉市成人のつどい」に参加された新成人たちに祝意を表するべく、現地にて見守りに当たりました。
当日は生憎の雪ではありましたが、ハレの日の雪化粧でもあり、大変めでたいことと思います。
ちなみに、成人の日は1月の第2月曜日ですが、偶然重なった1月14日は、沖縄県石垣市の定めた「尖閣諸島の日(明治28・1895年に尖閣諸島が沖縄県に編入された記念日)」でもあります。
今日はハレの日、雪化粧(成人の日)。 posted by (C)角田晶生
国旗を掲揚(1月14日は尖閣の日)。 posted by (C)角田晶生
さて、式典の開場前からおよそ3時間半にわたって雪の降りしきる中を立って見守っていましたが、新成人の中には覆面をして来る者、一升瓶をラッパ飲みしながら来る者、拡声器を使って喚き散らす者、歩き煙草をする者など、残念な場面が見られることもありましたが、彼らを責めるより前に、「子供は大人の鏡」と言われるように、見直さなければならない教育や、現代社会の姿勢があります。
ともあれ雪の中を立ちながら、「おめでとうございます」「足元にお気をつけ下さい」などと挨拶をしていると、新成人を含む多くの方より「寒いのに、大変だね」「ご苦労様」などの温かいお声がけをいただき励みになりましたが、中には「いったい、何のパフォーマンスだよ?」と仰る方もいらっしゃいました。
その方の仰る「パフォーマンス」が厳密に何を指すのかは推察するよりほかありませんが、ただ一つ言えるのは、「行動より他に、真心を伝える術はない」ということです。
確かに、頭に両肩に雪を積もらせながら突っ立っている男からお祝いの言葉を頂いたとしても、未来への希望あるいは飲み会の楽しみで胸いっぱいの新成人にとって、別に嬉しくも何ともないかも知れません。
それでも、新たな鎌倉人(たとえ転居していたとしても、成人の日に戻って来たということは、間違いなく鎌倉に対して誇りなり愛着なりを持っているということです)の一人として、共に社会を支えて行ける新たな仲間たちに対して、心限りの歓迎を示したい。そのために、出来ることをするまでの事です。
姿勢(すがた)こそ、至誠(まこと)。
日頃の言動こそが、その人を表わすものであるのと同時に、日頃の言動を変えていくことで、なりたい自分に近づいていくことも出来るのです。仮令(たとえ)すべてが思い通りにはならなくても、自分の意思で行動を起こし、掴み取った人生は、とても味わい深いものになることを請け合います。
式典を終えて、会場から吐き出されていく新成人たちを見送りながら、そんなことを思いました。
雪ニモ負ケズ(角田晶生)。 posted by (C)角田晶生
我が双肩に雪は降りつつ(角田晶生)。 posted by (C)角田晶生
鎌倉芸術館 中庭。 posted by (C)角田晶生
by sasalindou
| 2013-01-14 20:08