2013年 02月 14日
【防犯パトロール】見かけによらない、角田晶生。【小袋谷町内会】 |
春告げる梅が香(成福寺)。 posted by (C)角田晶生
(角田晶生・笹竜党 代表)
平成25年2月13日(水)、小袋谷町内会にて実施されている防犯パトロールに参加、春を感じさせる陽射しもうららかなご町内を、有志11名で巡回しました。
雲一つない青空の下、拍子木の音を響かせながら歩く町内は至って平穏そのもの。飴をなめなめ、雑談も弾ませながら歩きます。
そんな中、参加者の一人が「ねぇ。先日、角田君一人で夜回りしてなかった?」と訊かれたので、そう言えば帰り道、何もせずに歩くのも暇だから、と拍子木を打って歩いたのを思い出しました。ここまでならあえてブログに書くほどの事でもないのですが、「拍子木の音が、小袋谷のものじゃなかったから」と鋭い洞察。確かに角田の私物拍子木は、廃材を適当に切ってつないだだけのモノですから、普通に打ったのではまともな音が出ません。そこで、ちょっと独特な打ち方になるのを、彼女は聞き逃しませんでした。
my拍子木を持っている方はいても、自作する方はなかなかいないようです。でも、呼吸が合うとなかなかの音を響かせることもある、お気に入りの拍子木です。
そうこうしての道中、交通安全の看板が傾いているのを直したり、看板に落書きがされているのを発見したり、何度も繰り返し歩き回るうちに、些細な変化に気づけるようになっているのを感じ、こうした地道な努力の積み重ねが地域安全の実を結ぶのだと確信します。
さて、町内をぐるりと一周し、ゴール地点の成福寺(じょうふくじ)に着くと、梅の花が見事に咲き誇っていました。爽やかな梅の香りが、春の訪れを囁きかける様子に、「カメラを持って来ればよかった」と惜しんでいました。
「角田君。これ携帯(電話のカメラ)で撮るんでしょう?ブログにアップしたら、見るからね」
そんなありがたいコメントをいただくと、ちょっと下手には撮れないぞ、と思いながらも、結局いつも通りに撮影しました。力を入れすぎないくらいが、写真としてよいものが撮れる気がします。
「この子(角田晶生を指して紹介するように)、見かけによらず『やさしい写真』を撮るのよ」
と、他の参加者と談笑。それじゃまるで角田晶生の見かけが怖い(≒花や季節の情緒も解さない)かのようですが、彼女の台詞はそういう嫌なものではなく、とても可愛がってくれているものでした。こういう愛のある「イジリ」が、日本のコミュニケーションをもっとやさしく、しっとりと心地よいものにしてくれます。
「そうなんですよ。見かけによらず(笑)」
いかにも武骨で、ちょっととっつき難そうな大男が、可憐な花を愛でている様子はさぞや奇異に映るやも知れません。
しかし、元来坂東の荒夷(ばんどう-あらえびす。関東の野蛮人、の意)は、人を殺して顧みぬ野蛮さと、花鳥風月を詠んではその美しさに涙する繊細さを併せ持って来たものですし、その一端なりが現代に受け継がれているだけのことです。
見かけによらず、やさしい男(自称)。
愛想笑いは苦手ですが、笑う時は心からの笑いをご覧に入れます。
角田晶生は、そんな鎌倉の男です。
防犯パトロール中(小袋谷町内会)。 posted by (C)角田晶生
みんなでワイワイ、パトロール。 posted by (C)角田晶生
梅と親鸞上人(成福寺)。 posted by (C)角田晶生
by sasalindou
| 2013-02-14 00:28