2013年 10月 29日
【地域サポーター養成講座】第4回・認知症サポーター養成講座。【角田晶生】 |
地域サポーター養成講座(10月29日) posted by (C)角田晶生
(角田晶生 つのだあきお・フリーライター)
平成25年10月29日(火)、深沢行政センター第1集会室にて開催された公開講座「認知症サポーター養成講座~あたたかい地域づくりを目指して~」に参加、認知症についての基礎知識とよりよい接し方について、介護の現場経験から興味深いお話を拝聴しました。
今回の講師は、ケアサロンさくら・稲田秀樹(いなだ ひでき)施設長と、かまくらりんどうの会・S会員、それぞれ施設介護と、自宅介護の経験談をご紹介いただきましたが、いずれも非常に興味深く、受講者は真剣に聞き入っていました。
両講師によるお話の後は、Aさん(架空の人物)の事例を使ったグループワークが行われましたが、こちらにも紹介しますので、皆さんなりにお考え頂けましたら幸いです。
<ここから>
Aさんは近頃とても忘れっぽくなり、自分でも困ったなぁ、と思うことがある。同じことを何度もたずねるといわれ、さっきもケンカのようになってしまった。メモを書いて買い物に行くが、メモのあることを忘れてしまう。このところキッチンが片付かなくて、物があふれている。旅行へ行く約束をすっかり忘れていて、友人とも疎遠になったままだ。好きで続けていたカルチャー教室へもさっぱり出かけなくなった。そのうえ最近、ゴミの出し方の細かいことを近所の若い奥さんから指摘されて、朝、外へ出るのがおっくうで仕方がない。
ワーク1:あなたがAさんだったらどんな気持ちですか?どうしたいと思いますか?
ワーク2:私たちにできることがありますか?どんな小さなことでもかまいません。
※2013.10.29 講演資料 ケアサロンさくら 稲田秀樹
<ここまで>
講座ではたくさんの意見が出されましたが、どの答えが正解というものではなく、また、自由な発想を妨げないためにも、ここにはそれを書きません。
あくまでも「自分で考えて高齢者の気持ちに寄り添い、できることをする」のが、よりよい介護、ひいては地域コミュニティの第一歩となります。
皆さんも、ご近所さんとの交流を通して、より住みやすい鎌倉、そしてより充実した人生を形成する一員となって頂けましたら幸いです。
認知症サポーター養成講座(10月29日) posted by (C)角田晶生
鎌倉市民憲章40周年記念パネル(10月29日) posted by (C)角田晶生
by sasalindou
| 2013-10-29 16:42