2014年 05月 01日
【鎌倉市議会】2月定例会・各派代表質問の概説-後篇。【角田晶生】 |
(角田晶生 つのだあきお・笹竜党 代表)
平成26年2月19~21日、鎌倉市議会本会議において平成26年度予算関係議案に対する各派代表質問が行われた様子が「かまくら議会だより」第225号(平成26年5月1日付)4~5面に掲載されています。
鎌倉市/かまくら議会だより
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gikai/tayori/main.html
鎌倉市/平成26年度 鎌倉市の財政情報
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/zaisei/second26.html
【鎌倉市議会】2月定例会・各派代表質問の概説-前篇。【角田晶生】
http://shinpu-nishitokyo.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/2-2390.html
紙面の時点で既に要約されてはいますが、より分かりやすくまとめてみたいと思います。
言うまでもありませんが、あくまでも私見であり、参考程度にお考え願います。
今回は前回に引き続き、残り4会派の代表質問をざっくりと紹介します。ちなみに、注目した政策などにつきましては、改めてまとめたいと考えます。
【鎌夢会】
一、防災対策(老朽施設の改築、消防本部の移転など)を大いに評価。
一、待機児童対策を要望。
一、公共施設再編は民間との協働で。
一、市職員給与の根本的見直しを。
【日本共産党】
一、福祉予算の1億5千万円削減を批判。
一、新駅(大船~藤沢間)設置を見込んだ深沢地域の大規模開発を見直すべき。
一、ごみ有料化・戸別収集に反対。
【神奈川ネット鎌倉】
一、ごみ有料化に反対はしないが、有料化する品目を確定すべき。
一、新たな焼却施設の方向性を示すべき。
一、公共施設は市民の活動拠点として再編すべき。空き家などの活用も。
一、防災対策では津波避難路の整備や放射性物質災害対策計画の策定を。
一、高齢者福祉・子育て支援の充実を。
一、教育環境の整備(小中学校の冷暖房完備、中学校給食など)。
【みんな】
一、地域主権を念頭に「夢のあるまちづくり」に向けた行財政改革を。
一、市職員給与の見直しを。
ざっとこんな具合でした。
松尾市長の取り巻きで構成された「鎌夢会(鎌倉夢プロジェクトの会)」と、つながりの深い「みんなの党」、そしてやや距離を置きながら「神奈川ネット鎌倉」が予算案に賛成、共産党は反対しています。
※反対は共産党と無所属・松中議員の3名でした。
ちなみに、会派に属していない議員(無所属)は代表質問が出来ないため、それぞれ一般質問を行っています。
ここまで読んで、何かと「厳しい財政状況」を謳いながら、前年度よりも膨れ上がっている予算(下記)に対して特段の言及がなされていないことに、素朴な疑問を感じました。
※一般会計:607億2,150万円(前年度比+26億3,950万円・4.5%)
特別会計:462億3,980万円(前年度比+19億6,120万円・4.4%)
総合計:1,069億6,130万円(前年度比+46億70万円・4.5%)
鎌倉市/平成26年度予算の概要
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/zaisei/soukatsu26.html
百歩譲って、予算に計上されたすべての事業が鎌倉市にとって有効・必要であったとしても、あくまでも予算が限られている以上、その中で優先順位をキチンとつけないから、各部局からの要望を丸呑みしたかの如く予算が膨れ上がって行くのです。
「夢のあるまちづくり」を語るのも楽しいでしょうが、予算基盤に立脚した市政をお願いしたいところです。
平成26年2月19~21日、鎌倉市議会本会議において平成26年度予算関係議案に対する各派代表質問が行われた様子が「かまくら議会だより」第225号(平成26年5月1日付)4~5面に掲載されています。
鎌倉市/かまくら議会だより
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gikai/tayori/main.html
鎌倉市/平成26年度 鎌倉市の財政情報
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/zaisei/second26.html
【鎌倉市議会】2月定例会・各派代表質問の概説-前篇。【角田晶生】
http://shinpu-nishitokyo.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/2-2390.html
紙面の時点で既に要約されてはいますが、より分かりやすくまとめてみたいと思います。
言うまでもありませんが、あくまでも私見であり、参考程度にお考え願います。
今回は前回に引き続き、残り4会派の代表質問をざっくりと紹介します。ちなみに、注目した政策などにつきましては、改めてまとめたいと考えます。
【鎌夢会】
一、防災対策(老朽施設の改築、消防本部の移転など)を大いに評価。
一、待機児童対策を要望。
一、公共施設再編は民間との協働で。
一、市職員給与の根本的見直しを。
【日本共産党】
一、福祉予算の1億5千万円削減を批判。
一、新駅(大船~藤沢間)設置を見込んだ深沢地域の大規模開発を見直すべき。
一、ごみ有料化・戸別収集に反対。
【神奈川ネット鎌倉】
一、ごみ有料化に反対はしないが、有料化する品目を確定すべき。
一、新たな焼却施設の方向性を示すべき。
一、公共施設は市民の活動拠点として再編すべき。空き家などの活用も。
一、防災対策では津波避難路の整備や放射性物質災害対策計画の策定を。
一、高齢者福祉・子育て支援の充実を。
一、教育環境の整備(小中学校の冷暖房完備、中学校給食など)。
【みんな】
一、地域主権を念頭に「夢のあるまちづくり」に向けた行財政改革を。
一、市職員給与の見直しを。
ざっとこんな具合でした。
松尾市長の取り巻きで構成された「鎌夢会(鎌倉夢プロジェクトの会)」と、つながりの深い「みんなの党」、そしてやや距離を置きながら「神奈川ネット鎌倉」が予算案に賛成、共産党は反対しています。
※反対は共産党と無所属・松中議員の3名でした。
ちなみに、会派に属していない議員(無所属)は代表質問が出来ないため、それぞれ一般質問を行っています。
ここまで読んで、何かと「厳しい財政状況」を謳いながら、前年度よりも膨れ上がっている予算(下記)に対して特段の言及がなされていないことに、素朴な疑問を感じました。
※一般会計:607億2,150万円(前年度比+26億3,950万円・4.5%)
特別会計:462億3,980万円(前年度比+19億6,120万円・4.4%)
総合計:1,069億6,130万円(前年度比+46億70万円・4.5%)
鎌倉市/平成26年度予算の概要
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/zaisei/soukatsu26.html
百歩譲って、予算に計上されたすべての事業が鎌倉市にとって有効・必要であったとしても、あくまでも予算が限られている以上、その中で優先順位をキチンとつけないから、各部局からの要望を丸呑みしたかの如く予算が膨れ上がって行くのです。
「夢のあるまちづくり」を語るのも楽しいでしょうが、予算基盤に立脚した市政をお願いしたいところです。
by sasalindou
| 2014-05-01 21:25