2014年 07月 25日
【傍聴】第59回 鎌倉市緑政審議会。【角田晶生】 |
鎌倉市緑政審議会(7月25日) posted by (C)角田晶生
(角田晶生 つのだあきお・笹竜党 代表)
平成26年7月25日(金)、鎌倉市役所全員協議会室にて実施されあ第59回(平成26年度第1回)鎌倉市緑政審議会に出席(委員9名、事務局14名、傍聴2名)、審議の様子を傍聴させて頂きました。
今回は開始に先立って委員の委嘱式が行われ、私たち傍聴者の立ち会いはなりませんでしたが、どうか鎌倉の緑を守るべく、お知恵を賜りたいものです。
傍聴の範囲は報告2件、平成25年度緑政実積(鎌倉市緑の基本計画の推進状況)と、緑の基本計画見直しの検討について、事務局より説明がなされました。
平成25年度緑政実積については、世界遺産登録に向けたコンセプトが外され、緑地保全について市民との連携やインターネットを活用した情報提供の充実、市内の公園整備や用地取得について報告され、委員からは
「(報告資料が)行政目線でしか書かれていない。行政と市民が意識を共有できるような働きかけを(大意)」
などの意見が述べられました。
また、緑の基本計画見直しの検討については、緑地保全が鎌倉市の重点事業から外され、「プライオリティ(優先順位)が低下」している関係から予算が削減されていること、地域主権改革に伴う緑地の買い入れ事務が県から市に移管されたことによる負担増で、財政難にあることが報告され、委員からは
「予算がとれないイコール、プライオリティの低下ではなく、予算がなくても出来ることはある。緑地保全の扱いを軽くすべきではない(大意)」
などの意見が述べられました。
こんなところに、行き過ぎた地域分権の弊害が現れています。
※参考:
”地域主権”で豊かな財源?【鎌倉笹竜党・角田晶生】
http://shinpu-nishitokyo.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-4442.html
次回審議会の日程は未定、また時間を作って傍聴させて頂きたいと考えています。
鎌倉市/鎌倉市緑政審議会
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/midori/singikai_top.html
by sasalindou
| 2014-07-25 22:21